ふたりのお家のちょうど真ん中にあった
国鉄の公共住宅
秘密の場所ねとわくわくしてた
ベランダの下
芝生のうえに
咲く花たちは
ちいさくてくるくると蔓をまいていて
あまりに可愛いものだから
製氷機にいれて凍らせたら
ママにおこられた
ちいさなピンクは
永遠にはならず 溶け出して
しまったけれど
こころのなかには
いまもきれいに咲いている
変わらず好きな音楽みたいに
たぶん
おとなになってから
いつもそばにいてくれた
ちいさくておおきな命も
過ごした
時間も
きっと
いままでより
とてもちかい空で
こころの中の花園で
仔犬のころのお散歩みたいに
やさしく
溶けずに
咲き続けて
そばにいてくれる
先月お届けしたbagは
小学校からのお友達の幼なじみちゃんのもの
こんなbagがいいなの
お話をしながら
秘密の花園や
大草原の小さな家を
もう一度よんでみたくなったり
なつかしい
いまはJRになってしまった
ベランダの秘密基地を
おもいだしたり
去年 お空にいってしまった
幼なじみちゃんのワンちゃんと
いつも
そばにいれるような
まっしろと透明のレースの中に
お花たちをとじこめて
空の色の
bagにしてみました
やわらかなデニムと
ストライプの水色を
二段にかさねた
端には空色のお花をきゅっと
空色の布のなかには
リバティの
お花畑が
ひろがります
くるくると蔓をまく
ピンクのお花もデイジーも
青空のした
もうすぐ咲き出す季節
love
やさしい空と
やわらかなお花の香りの
春に
なりますように
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